創作ファンタジー「鱗の女王」のネタ置場

在りし日の青年

青年は漁師の家の長子だった。

喧嘩っ早い父に、負けん気の強い母。

気苦労は多かったが、牧歌的で穏やかな日々を過ごしていた。

 

青年が十五の頃、父は漁へ出たまま行方不明になった。

父に代わり、母を養うため、青年も一人舟に乗り漁へ出る。

湖の底から向けられる視線に気付かずに…